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広福研究所 バックロードとQ値

スピーカーシステムの低音特性を決める数値としてQ値があります. Q値はスピーカーの低音共振周波数fo付近における振動系のレスポンスを決定し,Q=0.7が理想とされています.(実設計では0.6~0.8を目指します.※1) Q値を求める数式を以下に示します.※1

  1. 密閉箱エンクロージャー,バスレフエンクロージャーなどの場合(共鳴管も)
  2. Q=(2pi.foc.mo)/{Rm+Ra+(Bg.lv)^2/(Rv+Ro).10^9}

  3. バックロードホーンエンクロージャーの場合
  4. Q=(2pi.foc.mo)/{Rm+Ra+(Bg.lv)^2/(Rv+Ro).10^9+(r.C.S^2)/So}

ダイナミックスピーカーは電流駆動することが理想であり※2,その場合Ro=∞で電磁制動の項が0となります.1.のエンクロージャーの場合Q=5~10程度となり 特性上問題があるが,2.のバックロードホーンの場合はホーンの最適設計によりQ=0.7とすることが可能です. よって電流出力アンプ(CDA)にはバックロードホーンが最適と言えます.

上式の各変数の意味は以下のとおりです.

※1 参考文献 「ホビーエレクトロニクス⑦ スピーカー」 中島平太郎 著 日本放送出版協会

※2 フレミング左手の法則

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